仏検2級二次試験対策(独学者向け)
フランス語スクールやオンライン会話レッスンなどをやっていない独学者がやるべき二次試験対策をまとめました。
①過去問テーマ作文
仏検公式ガイドブックに掲載されている過去に出たテーマは全ておさえておきましょう。
・自分に関係なさそうなテーマも網羅しておく
前回書きましたが、自己紹介がない場合はどんな質問がくるかわかりません。公式ガイドブックに載っているのは全部網羅しておきましょう。私はいくつか間に合わなかったので、それが出やしないか直前期にかなり不安でした(-_-;)。
・長すぎず短すぎず
とある仏検対策本には二次試験の回答例にかなり長い、ちょっとしたスピーチのような回答が書かれています。こんなにしなきゃいけないの?いいえ、それはさすがにやりすぎでしょう。準1級はともかく、2級の面接は「会話」であってスピーチではありません。そりゃOui/Nonだけ、またはOui/Nonと質問の文のオウム返しだけでは足りないですけどね。どれくらいが適切かとは言えませんが、3〜6文くらい用意しておけばいいかと感じました。実際はそのとおり言えないで抜けることもありますからね。
・なるだけ知ってる単語や表現で
本番で言えなかったら意味がないです。小難しい表現や語彙を用意してもその場で言えなかったら台無しです。平易な言葉で用意しておきましょう。とは言え、どうしても辞書で調べたりして知らないことばを使わないといけないトピックもあるでしょう。私はそういうものには作文原稿にマーカーつけたりアンダーラインつけたりして、さらにそれらをピックアップして用語集を作りました。それを直前まで目を通しておけば土壇場でど忘れすることをある程度防げます。
・作文した内容に対して関連質問を想定
前回の投稿で書きましたが、同じテーマで関連質問が続くことがあります。なので、貴方が作ったテーマ作文に対してツッコミを考えましょう。簡単な例を挙げると…
(略)…旅行に行くのが好きです…(略)
→最近どこに旅行に行きましたか?
→これまでで一番感動したのはどこ?
→旅行に行くときに必ずもっていくものは?
→お土産は何をよく買って帰る?
ちょっとコロナ禍であまり出そうにない質問ですがこういう感じです。
②過去問テーマ作文の音読と実践練習
完全に覚えることに注力しすぎると本番で「覚えてきたことをまんま語ってるだけ」感が出ますので良し悪しです。とりあえず①の原稿を何度か音読したあと、テーマごとに原稿みないで、「暗唱」というよりも「即興」で答えられるように練習しましょう。この即興での対応力を鍛えると想定してない質問にも対応できるようになると思います。
③ナチュラルスピードリスニング
並行してやっておかないといけないのがリスニング、日頃フランス語ネイティブと接することない独学者こそ特にやっておくべきだと感じました。
試験官は日本人とネイティブの二人ですが、話しかけてくるのはネイティブです。試験官にもよるとは思いますが、日頃ナレーション録音された語学書やNHKテキストの音声しか聞いてないとかなり速く感じました。
オススメのコンテンツは…
・TV5MONDEのApprendre le français(アプリあり)
・FLE教材(写真はLe FLE Quotudien…外国人学習者向けとは思えないくらいのスピードで喋る人もいます(@_@;))
・DELF試験対策教材
他にも1 jour 1 questionやRFIのJournal en français facileなど、無料で聞けるコンテンツは豊富にありますので探してみてください。